こんな方におすすめの記事です
✔︎自社ECサイトの運用を開始される方
✔︎ECサイトの集客にお困りの方
✔︎EC事業の売上を伸ばしたい方
ECサイトは作成して終わりではなく、集客をする必要があります。なぜならECサイトに誰も訪問してくれなければ、商品を販売できないためです。
例えば今日、新たにアパレルECサイトをオープンしても、サイト名や存在を知る方はほとんどいないでしょう。だれも知らないので、何もしなければいつまでも売上は発生しません。
このように自社ECサイトは知名度が低く、集客力も弱いため、集客方法で悩んでいる運営者の方も少なくないでしょう。
ECサイトの知名度を高める方法には、テレビCMや雑誌、新聞などに大規模な広告を投入する方法があります。しかし、予算の都合から、このような集客方法ができるECサイトは限られています。
ただし予算が限られていても、有効な集客方法がないわけではありません。
そこで本記事では、自社ECサイトの無料・低予算でできる集客方法を紹介します。
自社ECサイトへの集客が必要な理由とメリット
自社ECサイトへの集客が必要な理由は単純で、顧客が来なければ商品が売れないためです。しかし、ECモールにも出店している方であれば、自社ECサイトのほうが集客力に問題があると感じるでしょう。その理由はECモールと自社ECサイトの特性が関係しています。
そもそも自社ECサイトで集客が難しいため
自社ECサイトで集客が難しいのは、知名度の低さやECサイトの数の多さが原因です。
初期費用・月額費用が無料でECサイトを構築できる「BASE」を例にすると、これまでに「BASE」を利用して1,900,000店舗(参考:「BASE(ベイス)」)がオープンしています。つまり、これほど多くのECサイトのなかから、自社ECサイトを覚えてもらう必要があるのです。
もちろん、BASE以外を利用してECサイトを運営する方もいますので、実際は1,900,000以上のECサイトとなります。
ECモールに出店している方であれば、集客対策に力をいれずとも売れている方もいるでしょう。なぜなら「楽天」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」のように知名度の高いECモールは、多くの顧客を囲い込んでいるためです。
自社ECサイトは、ECモールの集客力を借りられないことも集客に問題を抱えやすい理由です。
集客数を増やすほど売上アップできるため
自社ECサイトに集客が増えると、売上アップが期待できます。なぜなら売上は以下のように計算できるためです。
売上=集客数×客単価×購入率(×リピート率)
集客数が増えるほど売り上げも増えるため、売上アップをするためには集客対策が有効といえます。また売上アップには、客単価や購入率を高める方法もあります。しかし、集客数が少ない場合は、優先的に集客対策が必要でしょう。
集客数がゼロであれば、どれだけ客単価や購入率を高める施策をしても効果がないためです。
集客を増やすメリット
集客を増やすメリットは、売上アップにつながることです。しかし、売上アップ以外にも様々なメリットがあります。顧客の行動履歴や購入履歴などの情報を分析して、自社ECサイトを改善できるといった具合です。ほかにも、メルマガの購読者や見込み顧客の増加などがあげられます。
自社ECサイトの集客は大きく3つの手法に分けられる
自社ECサイトへの集客を増やすための手法は、大きく分類するとSEO・SNS・Web広告の3つです。このなかでも無料で実施できるのはSEOとSNSです。またWeb広告も、低予算から集客できるリスティング広告があります。
SEOによる集客
SEOは無料でできる集客方法として、ECサイトに限らずWebマーケティングでよく用いられる手法です。SEOとは、端的にいえばGoogle検索結果で1位に表示させることを目的とした施策のことです。
Googleの検索結果で上位に表示されるほど、クリック率が高まり多くの顧客流入が期待できます。
コンテンツを作成して公開することで、Googleの検索エンジン用のロボットがページの存在を確認し、表示順位を決定します。つまり、SEOのメリットは無料でできることです。
ただし、SEOの効果がでるまでに時間がかかることや、コンテンツを作成する手間がかかることがデメリットです。
SNSを活用した集客
総務省の調べによると、インターネットユーザーのうち70%以上がSNSを利用しています。これほど多くの顧客が利用しているSNSを集客ツールとして活用することで、ECサイトへの流入数増加が期待できます。
参考:総務省「令和3年版 情報通信白書」
代表的なSNSは、Facebook・Twitter・Instagram・TikTokです。どれも無料でアカウントを作成できるため、費用をかけずにできる集客方法です。
またSNSは顧客との交流の場としても利用できることから、リピーターやファン獲得のための施策としても活用できます。
ただしSNSを活用した集客の場合、フォロワー数が多くないと効果は大きくありません。フォロワー数が増えるまでに、時間と労力を費やすのがデメリットです。
Web広告による集客
Web広告には、リスティング広告・リターゲティング広告・ディスプレイ広告・アフィリエイトなど様々な種類があります。
そのなかでも、低予算で実施できるのはリスティング広告です。リスティング広告はクリックごとに費用が発生するクリック課金型の広告で、クリック単価を調整できるのが特徴です。入札の少ないキーワードに絞ることで、クリック単価を抑えられます。ただしキーワードを絞りこみすぎると、流入数が少なすぎて効果をあげられない可能性もあるので注意しましょう。
またWeb広告にも無料で利用できる広告があります。それはGoogleショッピング広告で、Google検索で表示される画像付きの広告です。有料枠と無料枠があります。ECサイトはGoogleショッピング広告と相性が良いので、無料枠に出稿するのも大切な集客方法の1つです。
参考:Google Merchant Center「Google に商品を無料で表示する」
自社ECサイトの集客を成功させるコツや注意点
自社ECサイトの集客を成功させるためには、以下より説明するコツや注意点を押さえて実施する必要があります。
効果が出るまでの期間は施策により異なる
SEOは効果が出るまでに、数ヵ月~1年など長い時間がかかります。数ヵ月であきらめないためにも、長期的な計画を立てて実施するのが成功させるコツです。一方、Web広告は出稿した時点から効果を発揮するため、即効性のある施策です。とくにECサイト立ち上げ直後からの集客に役立ちます。
自社ECサイトのターゲットユーザーを意識する
集客方法を実施する際は、自社ECサイトのターゲットユーザーを意識することが大切です。例えば若い女性をターゲットにする場合は、画像で訴求できるInstagramを活用するのが良いでしょう。このように、ターゲットユーザーが利用している媒体を使うことで、効果的に購買意欲の高いユーザーを集客できます。
おわりに
自社ECサイトの集客対策に、何をすれば良いか迷っている方におすすめをするのは、SEOとSNSです。無料でできる集客対策のため、リスクなく実施できるためです。
ただしSEOとSNSは効果がでるまでに、ある程度の期間を必要とします。そのため、効果が出るまではWeb広告を併用しましょう。
Web広告のリスティング広告は、人気のキーワードほどクリック単価が高騰する仕組みです。低予算で出稿するためにも、キーワード選びには注意を払ってください。
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