こんな方におすすめの記事です
✔︎ECサイトを立ち上げようとしている方
✔︎EC関連の仕事に携わっている方
✔︎ECサイトの運用担当者の方
ECサイトとネット通販は「別の言葉で違う意味?」と疑問に思っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、使うシチュエーションが異なるだけで、ECサイトもネット通販も同じ「インターネット上で売買ができるWEBサイト」という意味です。
では、実際にどのように2つの言葉は使い分けられているのでしょうか。本記事では、ECサイトについて改めて詳しく解説し、ECサイトとネット通販の使われ方の違いを徹底解説しています。
本記事を読めば、ECサイトやネット通販の正しい使い方とそれぞれの定義について理解できるようになります。ECやWEB関連の担当者必見の内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもECサイトとは
ECサイトとは、電子商取引ができるWEBサイトのことです。簡単に説明すると、インターネット上でモノやサービスの売買ができるWEBサイトという意味になります。
ECとはElectronic Commerceの頭文字をとっており、「Electronic=電子」「Commerce=商売」であるため、ECの意味は日本語では「電子商取引」です。
また、ECのことを「eコマース(イーコマース)」と呼ぶこともありますが、略し方に違いがあるだけで、どちらも同じく「電子商取引」という意味の言葉になります。
ECサイトは具体的に次のようなものが挙げられます。
- 楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングといったECモール
- 企業やブランドが自社商品を販売している自社ECサイト
- ヤフオクなどのネットオークション
- メルカリやラクマなどに代表されるフリマアプリ
インターネット上で売買できるWEBサイトはすべてECサイトに当てはまります。
ECサイトの特徴
ECサイトは、リアル店舗と異なり、営業時間や休業日といった概念が一切ありません。インターネット上の店舗であれば、店員がいなくてもお客様は買い物が24時間できます。さらに、インターネットに接続さえできれば場所も問われません。
つまり、通常のリアル店舗よりも買いやすい環境が整っている分、ECサイトのほうが売上アップが狙えます。
さらに、お客様のターゲットを日本国内だけに絞る必要もありません。海外の人とも取引可能である点はECサイトの大きな特徴であり、強みです。すでに数多くの事業者が日本だけでなく海外も含めたビジネスを展開しており、「越境EC」という新しい言葉が生まれています。
ECサイトの種類
ECサイトは、自社ECサイトとECモールの2種類に大きく分けられます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
自社ECサイト
自社ECサイトとは、企業やブランドが独自に開設しているECサイトのことです。企業やブランドがWEB制作会社へ依頼して、自社ECサイトを作ってもらうケースが多く、制作費用や運用費用といった初期費用が数十万円ほどかかります。
しかし、ブランド独自の世界観をしっかりと打ち出してアピールできる点や、販売手数料がかからず利益率が高くなる点など多くのメリットがあります。規模の大きな企業やブランドはほぼ自社ECサイトを持っており、ブランディング戦略の1つとして自社ECサイトを活用しています。
ECモール
そして、1つの種類のECモールとは、1つの大きなインターネット上のモールに複数の事業者が出品するECサイトです。
代表例として、
- Amazon
- 楽天
- Yahoo!ショッピング
が挙げられます。
もはや誰もが知っているネットショッピングの王道ECサイトは、ECモールという分類です。
ECモールに出品するメリットは、手間がかからず簡単に出品できる点です。ECモールの販売管理システムが使えるため、初心者や個人事業主でもネットショップを立ち上げることが可能になりました。
さらに、ECモールなら知名度がなくても集客ができます。Amazonや楽天市場には毎日数多くの人がショッピングのために訪れており、出品した商品はすぐに多くの人に閲覧され、必要としている人から購入されます。
ECモールへ出店すれば、個人のブランドや無名ブランドでも多くのユーザーに見られて大きな売上を獲得できる可能性があります。
ただし、デメリットもあり、ECモールへの販売手数料の支払いが発生する点、ECモール内の他の出店事業者と差別化がしづらい=ブランディングしづらい点、出店企業数が多いため競争が激化している点などが挙げられます。
ECサイトの仕組み
ECサイトではユーザーが手軽にショッピングを楽しむことができます。
- 複数の商品をカートに入れると、合計金額が自動計算される
- 配送日時の設定により都合の良い日に届けてもらえる
- 購入後、注文情報がすぐにメールで届く
こういったネットショッピングの便利さを感じられる機能は、「ECカート」というソフトウェアによって動いています。簡単に誰もがどこにいてもインターネット上で買い物できるのは、全てのECサイトに「ECカート」が組み込まれているからです。
ECカートには、ASP・SaaS型、パッケージ・オープンソース型、フルスクラッチ型の3種類があります。ECモールへ出店する場合は関係ありませんが、自社ECサイトを立ち上げる際には、ECカートの種類まで知っておくことが重要です。
ECサイトとネットショップの違い
ECサイトはインターネット上でモノやサービスの売買ができるWEBサイトという意味でした。ネットショップも全く同じ意味ですが、なぜ呼び方が異なっているのでしょうか。
ネットショップも電子商取引ができるWEBサイトで、他には通信販売、通販サイト、ネット通販、オンラインショップなどと呼ばれることがありますが、全て同じ意味です。
ECサイトとネットショップの違いは、ECサイト制作者側やブランド企業などの販売者側か、それともショッピングを楽しむ消費者側かという点です。
ショッピングをする消費者側では、インターネット上での買い物とリアル店舗での買い物を分かりやすく区別するためにネットショップ、ネット通販、オンラインショップといった言葉が使われるようになりました。
それに対して販売者やWEBサイト制作者側は、ビジネスシーンで販売側の視点で考えるためや他のタイプのWEBサイトと区別するために、ECサイトと呼ぶことになっています。
ECサイトもネットショップも同じ意味ですが、両者それぞれの立場やシチュエーションによって呼び方・使われ方が異なっているだけということになります。
言葉の意味を理解して、運営にいかそう
ECサイトは普段の日常生活では聞き慣れない言葉で、ネットショップと同じ意味であることを知らない方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、社内外のビジネスパートナーと一緒に仕事をしてEC運営をしていく際に、ビジネス用語であるECサイトについてきちんと理解していなければ、当然仕事の進行がスムーズでなくなる可能性があります。逆に言葉の意味をしっかりと理解していれば、パートナーと協力してEC事業の拡大を図ることが可能です。
また、ビジネスのディスカッション内で使用されるECサイトという言葉が、自社ECサイトのことを指しているのかECモールのことを指しているのか理解することも必要です。
自社ECサイト、ECモールそれぞれのメリット・デメリットまで把握していれば、なぜ自社ECサイトを制作しようとしているのか、なぜECモールに出店しようとしているのかといった目的までディスカッション内で理解することができます。
おわりに
ECサイトもネットショップも同じ意味ではありますが、使う人の立場によって呼び方が異なります。それぞれの使われ方を理解しておくことが大切です。
コロナ禍でよりオンライン化が加速している現在のビジネスシーンでは、ECサイトというワードはとても重要だからです。
ぜひ本記事を参考に、EC関連の用語の意味や使われ方について意識してみてください。
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