メソッド
ユーザーグラフマーケティングとは?
目次
ユーザーグラフマーケティングとは?
ユーザーの情報を事細かに収集し、様々な角度からグラフ化を実施。その情報をもとにマーケティングを実施することを指します。
「N1分析」「ソーシャルグラフマーケティング」などというメソッドがありますがそれらを組み合わせ、マクロデータとミクロデータを活用し、ユーザーを中心としてマーケティング戦略を構築、実行していきます。
ユーザーグラフマーケティングができた背景
ユーザーグラフマーケティングはmeyco株式会社がこれまで数百社にわたってサービス提供をしていくにあたって「どの場合が1番結果につながったか」を分析し、編み出した手法です。マーケティングをお客様と進めていく中で、成功率が高く、かつ成功幅が大きいケースには共通項がありました。それらを体系的にまとめたものが「ユーザーグラフマーケティング」となっております。
マーケティング予算が大きくなればなるほど、初期に様々な情報収集やデータ収集を行うケースが多いのですが、それを継続して実施している企業様が非常に少なく、直近の施策データのみを頼りにPDCAを回している事例を多く拝見しました。
新型コロナウイルスで生活様式が一変したことを始め、世の中は日々変化しています。その中で、過去の情報に囚われた仮説やマーケティング手法では成功確率が低く、描いている世界を実現することができません。
その中で我々がこれまでの経験を通して、成功に導いてきた考え方や手法を「メソッド化」して提供することでシンプルに「結果」に結びつく方法を再現性高く提供できるのではないか、と思い「ユーザーグラフマーケティング」のメソッドを構築しました。
ユーザーグラフマーケティングのメリット
ユーザーグラフマーケティングを実施することで事業者様は下記のようなメリットがあります。
①これまでの施策の延長線上では想像もし得なかった隠れたユーザーニーズの認知
メインターゲット層だけではなく、サブターゲットも含め、実際にインタビューを実施し、様々な複合的なオープンクエスチョンを実施することでこれまで認識していた以上のユーザーニーズの把握が可能になります。
それにより、施策や思いがけない訴求が見つかり、施策の幅が広がります。
②現状施策の答え合わせが可能
今この記事を読んでいるあなたもマーケティングに従事している方かと思いますが、今その施策が「最もいい施策」と言い切れますでしょうか?また、それ以上の施策の可能性に関してのアイデアがありますでしょうか?
ユーザーグラフマーケティングでは、現状のコミュニケーションアイデアや新規仮説も含め、ユーザーに実際に使用してもらい、その声を反映することでよりユーザーニーズに沿ったコミュニケーションを設計することができます。
また、現状の訴求軸やデザインも含めユーザーに確認し、その先の改善策や戦略を考えることで仮説領域を減らし、より確かな訴求やデザインを元にしたコミュニケーション設計が可能になります。
③プロダクト改善方向への複合効果
プロモーション効果の最大化が主目的で行うユーザーグラフマーケティングですが、その内容を元にプロダクト改善を行うことが可能になります。商品開発部門と、プロモーション部門では違う部署ですが、ユーザーグラフマーケティングを定期的に行なっていくことで部門間でその内容を共有し、商品からプロモーションに置けるまで一気通貫の体制を構築することができます。
ユーザーグラフマーケティングが効果の出やすい課題
①施策に行き詰まっているケース
長期間マーケティングを行っていると、マーケティング施策もある程度、型化していきます。その中で効果が伸び悩んだ際や悪化した際に様々な企画や施策を実施しますが効果が改善せず、なす術なしな状態であることがよく見受けられます。
そのようなケースの場合、施策ではなくその施策に至った「仮説」の段階で間違えているケースがほとんどです。
目標数値からの乖離が生まれている際、「なぜそうなってしまったのか?」を考えると思います。その際の原因仮説として挙げた仮説が間違っているケースが上記になります。
明らかにユーザーニーズを履き違えていたり、これまでの自分の中での常識を元に仮説を組んでしまっているケースが挙げられます。
また、ユーザーグラフマーケティングを通じて実際のユーザーの行動導線などをターゲット別に再度把握することでこれまでのメディア選定が全くカスタマージャーニーに乗っかっていないことも多々挙げられます。
②当たる訴求軸を見つけるのに苦戦している時
ターゲット属性別にニーズは違います。
そんな中、それぞれのターゲットに対して、多岐にわたる訴求を行なっている事業者様は多いと思います。しかし、多額の広告費を投下してもその全てが当たるわけではありません。ユーザーにしっかりと刺さる訴求軸とそれを最も表せる表現を用いてやっと成果につながります。
ユーザーグラフマーケティングでは、マクロデータをもとに、訴求軸仮説を出した上で、ユーザーに直接確認するとともに、訴求軸だけではなく、どのようなクリエイティブが感覚的に認識しやすいか、も含めリサーチし、戦略に組み込みます。そうすることで最も結果に結びつきやすいような施策を実行することができます。
③新規サービスを立ち上げる時
新規サービス立ち上げの際に、リサーチ業務は欠かせないと思いますが、よくあるのがそのリサーチが甘く、表層的なデータのみを取り扱っていることです。
実際にサービスを利用してもらい、ユーザーの声を聞けているケースもありますが、マーケティング施策のアウトプット物を事前にユーザーに確認し、どのようなものが印象的か、態度変容をもたらすかをブラッシュアップし、クリエイティブに落とし込みます。
そうすることで顕在的なニーズだけではなく、ターゲットユーザーの感覚的な部分や潜在的なニーズも加味したユーザーコミュニケーションを構築することができます。
さいごに
ユーザーグラフマーケティングの成り立ちや必要性に関して記載しましたが、現状施策に少しでも不安や疑問点がある方はぜひ一度お試しください。
ユーザーグラフマーケティングを実際に行う際の具体的な実施方法に関してはこちらの記事にて詳しく記載しておりますので是非お読みください。
本記事が皆様のマーケティングにおける課題解決に少しでもお役に立てれば幸いです。
meycoではユーザーグラフの考え方に則ったマーケティングに関するご支援をしています。よろしければお気軽にご連絡ください。
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