メソッド

インプット情報を最大化する、カスタマージャーニーシート
ユーザー調査を行った後、そのデータをどう活用するかが非常に大切になります。訴求軸の検証を行ったり、実際のLPの検証をすることも大切ですが、ユーザーの認知から購入、そして再購入に至るまでの導線を把握しておくことはマーケティング活動において非常に重要です。
弊社では、ユーザー導線の構築のためにカスタマージャーニーシートの雛形を作成いたしました。是非、分析を行う際はこちらをご活用ください。
ユーザー導線全体の把握
カスタマージャーニーを構築するにあたって、ユーザーのフェーズ別での行動や抱えている問題、どういうチャネルを活用しているかなどを把握する必要があります。ユーザーヒアリングで明らかになったユーザーの思考回路やアクションなどをフェーズ別に記載します。
ニーズの創出:ユーザーに何かしらの問題(ペイン)が発生し、ニーズが生まれた瞬間
探索/認知:ニーズの発生に伴い、解決策を捜索しており、さまざまな情報のインプットを行っている状態
興味関心:複数の解決策の候補に対して興味を持ち、さらに詳しく調べている状態
比較検討:複数の解決策の候補に対して調べた結果を比較している状態
購入:解決策の比較が完了し、どれを選択するか意思決定が完了した状態
各フェーズ別での詳細の把握
ユーザー導線の全体を記載後、フェーズ別での詳細内容を記載していきます。ユーザーの行動や抱えている問題などの、より具体的な部分まで深掘りすることで、具体的なニーズを手触り感を持った形で把握することができます。
ユーザー行動の詳細
フェーズ別でユーザー行動をより具体的に記載します。ただ、「検索する」だけではなく、「Instagramを活用して検索する」や「同僚に情報を聞きにいく」などより詳細な行動をできるだけ多く書き出しましょう。
ここで出た行動アイデアが実際の施策を考える際に非常に重要になります。想像力を働かせながらペルソナの行動を紐解いて行くことが大切です。
抱える問題の詳細
ユーザー行動を可視化した後、その背後にある問題を記載しましょう。
「かっこいい」「ワクワクする」などのポジティブな感情が行動喚起につながっている場合もありますが、ほとんどの場合は「面倒くさい」「うまくいかない」などのネガティブな感情から行動が起こることから、そういった問題点に着目してください。
感情の変化は、施策を考える際の大きなヒントになるので詳しく記載しましょう。施策を考える際は、ネガティブな感情がポジティブに繋がるにはどうしたらいいのか?を考えていくといい解決策となることが多いです。
カスタマージャーニーを構築するにあたって
カスタマージャーニーの構築方法をこれまで説明してきましたがいかがでしたでしょうか?カスタマージャーニーは構築にあたって「ペルソナの設定」が必須となります。ユーザーインタビューを実施した上で最も顧客層に近いペルソナ像を設定し、カスタマージャーニーを作っていきましょう。
また、ペルソナの構築にあたっても注意事項がいくつかありますので、是非、こちらの記事を参考にしてください。
参考:ペルソナ像を立てるには?ペルソナ像を立てる際の注意点まとめ
本記事が皆様のマーケティングにおける課題解決に少しでもお役に立てれば幸いです。
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